【住友林業】新築戸建の仮契約までの流れ|ステップごとに注意するポイントを解説!

ハウスメーカーの契約は2回あります。一回目は「あなたのハウスメーカーに決めました」という仮契約、二回目は「この内容で家を建てます」という本契約です。

この記事では仮契約までの流れと、それぞれのステップで注意するポイントについて解説します。また、この記事の内容は実体験にもとづいた概要です。手順や内容の詳細は、お住まいの地域や担当者により異なります。

MEMO
住友林業では仮契約のことを『契約』、本契約のことを『建築着工合意』と呼びます。この記事ではわかりやすく『仮契約』、『本契約』と呼びます。

おおまかな流れ

仮契約までのおおまかな流れは以下のとおりです。詳細はそれぞれの章で説明します。

STEP.1
住宅展示場の見学
住友林業の雰囲気・特徴(長所)を把握する
STEP.2
打ち合わせ
担当者からのヒアリング/おおまかな要望を伝える
STEP.3
入居宅訪問
住友林業で建てた家を訪問する
STEP.4
ファイナンシャル・プランニング
FPとお金の相談をする
STEP.5
ショールーム見学
ショールームを見学する
STEP.6
申し込み
詳細プランを決めるために申し込みをする
STEP.7
地盤調査・敷地調査
地盤調査・敷地調査を行う
STEP.8
詳細プランヒアリング
設計士からのヒアリング/こまかな要望を伝える
STEP.9
基本プラン決定
これまでに決めたプランを確認し決定する
STEP.10
見積もり
見積もりを確認する
STEP.11
仮契約
仮契約をする
MEMO
仮契約まで、おおよそ二ヶ月かかります。

STEP.1 住宅展示場の見学

まずは住友林業の雰囲気・特徴(長所)をざっくりと把握しましょう。
受付で用件を聞かれたら、焦らずに「ハウスメーカーを検討している最中。住友林業の特徴を説明してほしい」と伝えます。

リビング・ダイニング・キッチン・洗面所・お風呂・トイレ・寝室・子供部屋・和室などの居住空間を案内してくれます。また、住友林業の住宅の構法や、耐震性などの説明資料が展示されたブースを案内してくれます。
案内と同時に、担当者からのヒアリング(家族構成/建築希望日/要望/予算など)があります。

今後いろいろと役に立つので、気にいったところは写真を撮っておきましょう。
案内が完了すると、次回の打ち合わせを設定してくれます。

住宅展示場の見学については、こちらの記事で詳しく説明しています。
【住友林業】初めての住宅展示場!見学の流れと注意事項を解説【新築戸建】

住宅展示場は非現実的な空間

展示されている設備は、ハイグレードなオプションであることが多いです。また、実際の住宅では採用されないような構造をしています。
そのため、住宅展示場は非現実的な空間だと認識して見学してください。住友林業のリアルな住宅は、入居宅訪問で確認できます。

オプションかどうか確認する

床材やキッチンなど、気になった設備はオプションかどうかを確認しましょう。オプションであれば、金額があがるポイントだとあらかじめ認識できるからです。

住宅展示場の担当者 = 今後の担当者

今後の家づくりが成功するかどうかは、この担当者に大きく左右されます。担当者に違和感や不安感があった場合、できれば担当者を変更してもらいましょう。もし知人に住友林業オーナーがいれば、そのときの担当者を紹介してもらうのも一つの手です。仮契約まで進んだ場合、紹介した側・紹介された側それぞれに特典があります。特典は時期により異なるので、詳細は担当者に確認してください。

STEP.2 打ち合わせ

住宅展示場で行ったヒアリングをもとに打ち合わせを行います。
ここではさらにヒアリングを行い、詳細をつめていきます。

このとき、家づくりのコンセプトを伝えてください。

コンセプトがない場合は、「書斎がほしい」「開放的なリビングにしたい」など、断片的に要望を伝えます。そこから話が進み、理想の家がだんだんと見えてきます。

理想の家が見えてきたところで、入居宅訪問を設定してくれます。

コンセプトをもつ

コンセプトは家づくりの軸となる考え方です。
コンセプトがあると打ち合わせがスムーズに進みます。コンセプトを実現させるために必要な手段が見えてくるからです。コンセプトがないと打ち合わせのたびに軸がぶれ、理想の家から遠ざかってしまいます。

どのような家にしたいのか、あらかじめイメージをふくらませておきましょう。

コンセプト例

  • 家族のふれあいが多くなる空間
  • 歳をとっても快適なバリアフリーの平家
  • 家事はとことん楽したい
  • 在宅ワークに集中できる環境

STEP.3 入居宅訪問

住友林業で建てた家を訪問します。
打ち合わせをもとに、要望に合う家を紹介してくれます。実際に人が住んでいるリアルな空間を体感することで、理想の家のイメージがふくらみます。
できれば複数宅訪問することをおすすめします。

入居宅訪問については、こちらの記事で詳しく説明しています。
【住友林業】人の家を見学!|入居宅訪問のポイントを徹底解説!【新築戸建】

オーナーの意見を聞く

オーナーの実体験にもとづいた意見は非常に参考になります。以下の項目を確認してください。
境遇が似ているため、共感できる有益な情報であることが多いです。

  • 良かったところ・悪かったところ
  • やりたかったけど採用しなかった仕様・採用しなかった理由
  • 他のハウスメーカーではなく住友林業を選んだ理由

金額を確認する

入居宅訪問が完了したら、担当者に見学した家の費用を確認しましょう。建物本体費用と外構費用をそれぞれ確認するのがおすすめです。
住友林業の相場をざっくりとつかんでおきましょう。

床材をチェックする

床材は室内の印象を大きく左右するため、必ずチェックしておきましょう。今後、床材を決めるさいに「◯◯さん家の床材」を基準に考えることになるからです。

たまねぎ

ウォルナットが床材の候補でしたが、ウォルナットで統一された家を実際に見てみると全体的に暗い印象を受けました。そのため、ウォルナットはベッドルームだけに採用しました。

STEP.4 ファイナンシャル・プランニング

ファイナンシャル・プランニングを行います。
今後の人生にかかる費用を洗い出し、住宅にかけられる金額を把握しましょう。同時に担当者も金額を把握するため、その金額に収まるような提案をしてくれます。

もしも担当者からファイナンシャル・プランニングの提案がされない場合は、ライフプランの窓口からマイホーム購入のFP相談を無料で申し込みできます。老後の資金についても相談できるので、一度相談しておけば安心ですね。

あくまで参考に

FPの話はあくまで参考で、信じこまないようにすべきです。住宅にかける金額は、最終的に自分自身で判断しましょう。

STEP.5 ショールーム見学

ショールームでは、床材・キッチン・お風呂・洗面所・トイレ・玄関扉など、さまざまな商品が展示されています。
ここでは「どんな商品が選べるのかな?」くらいにとどめて、好みの商品があれば写真を撮ったり、メモをとったりしておきましょう。

具体的な商品選びはSTEP.8以降で行います。

床材だけは念入りに

入居宅訪問でも床材をチェックしましたが、ショールーム見学でも床材のチェックを怠らないようにしましょう。
ジャパニーズオーク・ウォルナット・チェリーなど、床材をまとめて見られるのはショールームだけです。このとき、入居宅案内でチェックした床材を基準に見比べることをおすすめします。
無垢板・挽板の違いもここで確認し、床材の知識をつけておくと今後の打ち合わせで役に立ちます。

MEMO
無垢板はすべて本物の木です。挽板は表面だけ本物の木です。

STEP.6 申し込み

ここまでのステップで「今後も住友林業と話を進めていきたい」となれば申し込みをする必要があります。申し込みをすると専属の設計士がつき、詳細なプランを決めることができます。
ただし、申し込みには住友林業に5万円を支払う必要があります。住友林業がハウスメーカーの1〜2番手の候補に入っているのなら、申し込みすることをおすすめします。

申し込みについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
【住友林業】申し込み金5万円は払う価値あり!その理由と申し込むべき人について解説【新築戸建】

仮契約すれば5万円は無駄にならない

仮契約をすれば、申し込みで支払った5万円は今後かかる費用に補てんされます。つまり、このお金が無駄になることはありません。
しかし、仮契約までいかなかった場合、このお金は返金されません。

5万円払わないと話が進まないのか?

5万円を払わなくても打ち合わせは継続できるかもしれません。しかし、地盤調査・敷地調査をしていない状態で話を進めたとしても不確定要素が多く、あいまいな打ち合わせにしかなりません(住友林業も、要望が実現可能かどうかの判断ができません)。

STEP.7 地盤調査・敷地調査

申し込みが完了すると、地盤調査・敷地調査を行います。
1〜2日の期間で完了します。この調査結果をもとに詳細プランを決めていきます。

STEP.8 詳細プランヒアリング

ここからは担当者+設計士で打ち合わせをします。
これまでのステップで理想の家のイメージがある程度かたまってきたと思います。再度ヒアリングがありますので、あらためて要望を伝えましょう。

このヒアリング結果を設計士がまとめ、間取り図にしてくれます。

たまねぎ

初めて間取り図を見せてもらったときはワクワクしましたね。

もちろん1発で理想の間取り図がでてくることはないので、打ち合わせを重ねてブラッシュアップします。
あわせて以下の仕様も決めましょう。

  • ショールームで見学した商品
    床材・キッチン・お風呂・洗面所・トイレ・玄関扉など
  • システム
    太陽光・床暖房など
  • 外構
    ウッドデッキ・タイルデッキなど

時間の許すかぎり、納得いくまで打ち合わせすることをおすすめします。
照明・壁紙・カーテンなどは、仮契約後に決めます。

見積もりの精度を上げる

ここでできる限りプランを決めることで、本契約の見積もりが仮契約の見積もりから増大するのを防げます。本契約の予期せぬ予算オーバーを未然に防ぎましょう。

STEP.9 基本プラン決定

STEP.8で納得いくまで打ち合わせができれば、基本プランは決定です。

仮契約後にプラン変更できる

仮契約後に基本プランのおさらいをします。このときにプランを変更できます。

STEP.10 見積もり

いよいよ見積もりの登場です。
金額に驚くかもしれませんが、内訳および過不足がないかしっかりと確認しましょう。

たまねぎ

覚悟はしていましたが、想像以上の金額でした・・・

値引きについて

他社の相見積もりを提示し、値引き交渉をしましょう。住友林業が「これが限界です」となってからは、

具体的に、「◯◯してくれたら仮契約します」と交渉しましょう。

「もう少し安くしてくれませんか?」のような抽象的な交渉はNGです。

交渉例

  • 電動シャッターをつけてくれたら仮契約します。
  • 浴室乾燥機をサービスしてくれたら仮契約します。
  • 植栽を◯◯(1ランク上の植栽)に変更してくれたら仮契約します。

STEP.11 仮契約

いよいよ最初のゴールです。
検討中のハウスメーカーの中で、住友林業はベストでしたか?

住友林業に決定します!

そうなれば契約金を支払い、書類にサインをしましょう。これで仮契約が完了です。

たまねぎ

仮契約まででも一苦労でしたね。おつかれさまでした!

家づくりをはじめたらやるべきこと

家づくりを始めた方・家づくりをはじめようと思っているけれど、何から手をつけたら良いかわからない方。
そのような方に、やってほしい3つのことがあります。

  • 各ハウスメーカーの特徴を把握する
  • 各ハウスメーカーの相場を把握する
  • 理想の間取りプランをイメージする

ハウスメーカーの候補を絞るには、各ハウスメーカーの特徴・相場を把握しなければなりません。
間取りのイメージができていないと、打ち合わせがスムーズに進みません。

これらの項目は、家づくりを成功させるための第一歩です。

そしてこれらの項目は『注文住宅の無料一括見積もり』を申し込むことで、すべて無料で解決できます。申し込みは非常に簡単ですので、ぜひ試してみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA