近年は平家の人気が高まり、街中でも目を引くかっこいい平家を見かける機会が増えました。生活のしやすさ、外観の美しさに憧れて平家を検討されている方も多いかと思います。
しかし平家は一歩間違えるとお世辞にもかっこいいとは呼べない、公民館のような外観になってしまいます。
せっかく建てた平家が「なんかあの平家ダサいな・・・」なんて思われたくはありません。
たまねぎ
この記事では外観だけでなく、内装も含めて平家をかっこよく建てる方法を紹介します。
また、対象読者は以下を想定しています。
- 平家のデザインを検討中の方
- 平家をかっこよく建てたい方
- 平家にするかどうか迷っている方
結論を先に述べると、平家をかっこよく建てる方法は以下になります。
- 水平ラインを意識する
- ウッドデッキを設置する
- アクセントに緑を加える
- 天井を高くする
「お!あの平家なかなかセンスあるじゃん!」と言わせるような、かっこいい平家を建てるための、1つのアイデアにしていただくことを目的としています。
水平ラインを意識する
平家は背が低いため、縦に伸びるラインよりも横に伸びるラインに目が向きます。
そのため、横に伸びるライン・・・つまりは水平ラインを意識することできれいなライン(シルエット)の平家にすることができます。
ここで「水平ライン」をイメージしてもらうため、2つの写真を比較します。
左(上)の写真と右(下)の写真を比較すると、右(下)の写真の方が水平ラインがはっきりしていることがわかります。
水平ラインが多くなるほど、すっきりとしたシャープな印象になります。
水平ラインをつくるには?
以下の方法を組み合わせて水平ラインをつくります。
出典:住友林業公式HP
屋根の形状を寄棟屋根にする
寄棟屋根(よせむねやね)は壁面に対して軒が垂直に突出しています。水平ラインをつくるにはこの寄棟屋根を採用するのがおすすめです。
軒を長めにとると水平ラインがさらに強調されます。
ウッドデッキを設置する
ウッドデッキと寄棟屋根の相性は抜群です。ウッドデッキと軒が水平に広がるラインは非常にきれいです。
ウッドデッキについては以下の章でも説明します。
窓の高さを揃える
外から母屋を見たさいに、窓の高さが揃うように設計します。
設計者によっては、室内目線でそれぞれの部屋に窓を配置します。それだけだと外から母屋を見たさい、窓の高さがバラバラになり、水平ラインが崩れてしまうことがあります。母屋全体の外観を考慮したうえで、それぞれの部屋の窓の配置を設計してもらいましょう。
ウッドデッキを設置する
テーブルを置いて庭を眺めながらコーヒーを飲む・・・
夏は子供とプールで遊び、バーベキューを楽しむ・・・
ウッドデッキは、見た目も心も満足させてくれます。
シンプルにウッドデッキがあるだけでもかっこいいのですが、先述したとおり寄棟屋根と組み合わせると水平ラインが強調され、かっこよさが際立ちます。
出典:住友林業公式HP
外観だけではない!
ウッドデッキを設置すると、外観だけでなく室内からの景色も良くなります。
リビングのフロアとウッドデッキの高さを揃えることで、リビングの広がりが視覚的に良くなります。そのため、リビング自体が大きく見えるからです。
しかしデメリットも多い
これまでウッドデッキのかっこよさを説明しましたが、デメリットも多くあります。
- コンクリートや防草シートを敷かないと、雑草がウッドデッキの下から生えてくる
- 猫が住みつく可能性がある
- 天然木を採用した場合、メンテナンスが大変
- 使用頻度が少なく、結局使わなくなるケースがある
かっこよさを追求したい方、ウッドデッキを使用する目的がはっきりしている方は、ウッドデッキを採用するのが良いでしょう。
ウッドデッキについてはこちらの記事で詳しく説明しています。
【住友林業】ウッドデッキは贅沢品?ウッドデッキをやめた理由を解説!【新築戸建】
アクセントに緑を加える
平家にはベースカラーを採用し、落ち着いた印象になっている場合が多いでしょう。
これにシンボルツリーなどの緑をアクセントに加えると、母屋・ツリーがともにきれいに見えます。
天井を高くする
2階があることによる、天井高さの制限を受けないのは平家の特権です。
勾配天井や梁をわざと見せる作りにして天井を高くすると、開放感があり空間を広く感じることができます。
来客時におっと言わせることができそうです。
出典:住友林業公式HP
出典:住友林業公式HP
まとめ
平家をかっこよく建てる方法は以下のとおり。
- 水平ラインを意識する
平家は横に伸びるライン(水平ライン)に目が向くため、水平ラインを意識することできれいなライン(シルエット)の平家にすることができる。 - ウッドデッキを設置する
かっこよさを追求したい方、ウッドデッキを使用する目的がはっきりしている方は、ウッドデッキを採用するのがおすすめ。 - アクセントに緑を加える
シンボルツリーなどの緑をアクセントに加えると、母屋・ツリーがともにきれいに見える。 - 天井を高くする
勾配天井や梁をわざと見せる作りにして天井を高くすると、開放感があり空間を広く感じることができる。